研究・検証方法

本論考集（A.J.PPS）に収載する各論考・政策論文・研究ノートは、下記の基本方針および方法論に基づき作成しています。
これは、筆者 神 葵の公益論士としての視座ならびに、公益活動家・社会活動家・政策実務者としての経験に裏打ちされた方法的立場を明示するものです。

一　公益学的視座に基づく構成
本論考はすべて、公益・公共性を中心概念とする分析的枠組みのもとに構成されており、単なる私的意見表明ではなく、地域社会全体・社会全体にとっての「公益」の向上を志向するものとする。

二　実務知・経験知の重視
筆者自身の継続的な社会活動・公益活動・政策実務への参画を通じて得られた経験知・現場知を、主要な資料的根拠として用いる。
政策理論や抽象的学説に依拠することを目的とせず、現実の社会的実態や市民現場に基づいた分析と提言を重んじる。

三　一次資料・公的資料の活用
各論考の資料的根拠としては、官公庁・地方自治体その他関係機関が発する公的文書、政策資料、条例・規則、統計資料、議会資料等の一次資料を優先的に使用する。
また必要に応じ、筆者が直接得た現場の証言・意見・活動記録も一次資料として位置付ける。

四　学術的理論研究は補助的参照とする
本論考集はあくまで「実務研究型論考集」であり、学術論文・学会理論等は補助的に参照するにとどめ、主要な構成要素とはしない。
公益学・政策形成における現実的有効性・社会的実効性を最重視する。

五　不断の検証・改訂の原則
社会環境・政策制度の変化、市民意識の推移、実務の進展に鑑み、収載した各論考は随時改訂・増補を行う。
本論考集は「固定化された理論の集積」ではなく、公益学的探究と政策形成の実践知を不断に蓄積・更新していく場であることを旨とする。

この研究・検証方法に基づき、今後とも公益論士 神 葵の知的活動の成果を、本論考集（A.J.PPS）において公表していく。